2019-01-01から1年間の記事一覧

こちら限界区刑務所前病院

今日くらいは本音を言いたいですね 皆さんあるじゃないですか、障害者見ると「自分もいつかああなるかもしれない」みたいな恐怖、え?もしかしたらこれしらない?じゃああなたはとても健康なので今すぐ退席していいですよ、何も得することは書かないので ま…

尾上さん

28歳という年齢は、特別な年齢だと思う 27はまだギリギリ若造という感じがするし、29だと完全なアラサー、28は社会人としても大人としても成熟し、これから人生の大きな岐路に立つ時分だ 晩婚化して結婚する相手との出会いや付き合いはじめの年齢が28だとい…

ドライブ

俺の人生のある期間に、狂ったように母親と長距離ドライブをしていた時期がある 母親は当時週3日のシフトだったので、平日道が空いている曜日に辺境の地におよそ三時間程度かけてドライブをする 行きは俺が運転し、帰りは母親が運転したのでそれほど疲れな…

死への傾向性とその信仰 バナナフィッシュに魅了される若者たち

それはある種の信仰である 僕たちはいつも心のどこかでこう願う、もしこの生活のサイクル、煩わしい人間関係や仕事のストレス、メディアの向こうから伝えられる残忍な映像や下世話な噂話、時間や体力や金を気を使い消耗させていく自らの限定的な資本、そして…

闘争領域の拡大

人間関係や事務的仕事にはてんで要領の悪く不器用な人間だったが、筆記試験は昔から得意だった 忍耐力はなく、人並みかそれ以下の努力しかしなかったがそれなりにクラスで上位の成績を修めることができたのは、一重にあるコツを実践してきたからだ それは勉…

絵日記2

たまにSNSで見かける、あるじゃない「○○で成功するのはこういうタイプ~」みたいな、今日見たのは「絵描きって大きく4つのタイプに別れて~このタイプはここまで伸びるけど最後まで成長するのはこのタイプだよね~」みたいな謎の独断と偏見による診断 知る…

擬態する狂気

あるどこかの時点で、自分と他人とを隔てる意識的な壁を自覚する瞬間、それが人が人として大人になっていく過程のスタートらしい。 客観視、とも言うのか、物心つく、がこの場合は適切かもしれないが、その表現だと少し若過ぎる印象もある。 理屈っぽい哲学…

絵日記

「君は絵を描くタイプの人じゃないよね」 そういわれたことがある。いつ誰に言われたかとかはどうでもいい。きっとこれを俺に言った当人は忘れているだろうし、今さらそれを責めようってんじゃない。問題はその言葉が真実で、俺はそういわれて真に受けてしま…

臆病者

あれは大学一年の、確か後期の2、3ヵ月経った頃だった 大学に一年宅浪してはいった俺は、孤独だった。 高校の頃付き合いのあった仲間とは連絡を取らなくなり、入学してから一週間ほどぼっち飯を経験し、これはまずいとあわててサークル探しをはじめ、漫画…